airiphys’s memorandum

@airi_physics の覚書

サイエンスの歌1「歌う生物学」

本「ゾウの時間 ネズミの時間」で有名な本川達雄さんの数々の歌.初めて聞いたときちょっとツボにはまったので紹介.

 

昔,NHK教育テレビで放送されていた動画:

歌う生物学1 - YouTube

歌う生物学2 - YouTube

歌う生物学3 - YouTube

最初見たとき色んな意味で驚愕した.

きちんとした研究者でありながら,歌での広報をおこなっていること.

大学の先生がひたすら歌ったりする尺の長いこんな番組が存在していたこと.(今だったらこんな自由にやらせてくれないだろうに.)

謡曲風でいい曲も結構あること.

大学院生がバックコーラス笑.

 

今見るといろいろ突っ込みどころはありますが,シュールで楽しいので,ぜひ一見を!

歌もうまいです.「生き物は円柱形」とか結構耳に染み付いてしまっている.そして,新書だけでなく,絵本まで出版している!

Amazon.co.jp: 絵とき 生きものは円柱形 (たくさんのふしぎ傑作集): 本川達雄, やまもとちかひと: 本

 

とはいえサイエンスの歌は,正直サイエンスコミュニケーションとしてそんなに効果があるとは思っていない.しかし,研究機関とかのPR効果はあると思うし,個人的にはシュールで面白いと思っているのでたまに聞いたり歌ったりしてみる.エンターテインメントだ.

 

 

 

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「この人のようになりたい」と一人を見定めることは(過去の偉人も含め)私にとってはありえない.漫画PeanutsのSnoopyの飼い主Charlie Brownもこう言っている:

 

「自分以外の人間になりたいと願いながら, 人生を送るのは耐え難いって」

"He says it’s terrible to go through life wishing you were something else."

 

目指すものは,いろんな偉人や先生方・先輩・友達さらにはフィクションの世界の存在も含めて,いろんな人の「こういうところを真似したい」というものの集合であると思う.その内容自体・組み合わせ・文脈が新しく,それは自分のオリジナルだ.

・・・ということを念頭において言うと,本川達雄さんは目指す人の一人だ.