フランスでMNP
フランスのsimの会社をFree(格安,新興)からOrange(domoco的な存在)にMNPで変えた.
到着した時に,日本で買ったiPhone SE2がFreeだと通信できなかったので,来た直後でとりあえずxiaomiの5G対応スマホを買って,ずっとテザリングしてきた.日本のiPhoneの対応バンドをFreeが使用してなかったから使えなかった.(日本の端末でも5Gが繋がるスマホだと違うかもしれない.)
9ヶ月くらい経っていよいよどでかいandroidをwifiルーターとして持ち歩くのが嫌になり,対応バンドを調べていたがFreeのサイトではよくわからなかった.そして,日本のsimを(esimで)新しい会社に最近変えたときに,そのsimが私のiPhone SE2でOrangeの回線を検出していることを発見した.そこで,OrangeにMNPしてみることにした.
1.移行のための番号を取得
https://www.service-public.fr/particuliers/vosdroits/F35764/1?lang=en
3179に電話
RIO ID(MNP番号みたいなの):英数で12桁.電話で聞き取りもできるがしなくても後でSMSで送られてくる.
2.Orangeに移行手続きに行く
(ネットで申し込みだと日本のパスポートが本人確認として選べなかったので店舗へ)
見せたもの:
-パスポート原本
-住居証明(住宅保険かライフラインの支払いのもの,スマホ上でみせただけ)
-RIB(銀行の口座情報,スマホ上でみせただけ)
申し込みプランを言ってsimをうけとっておしまい.4日後に移行されるとのこと.
新しいsimは一時的な電話番号が付与されていた.移行は11時から15時に行われるとSMSがきていた
当日:
11時過ぎFreeから解約のメールが来てFreeは繋がらなくなった.新しいsimは繋がるが番号が臨時番号のまま (11:30から数時間).
16:30に見たら,番号がMNPした番号に自動でなった!!!(iPhone SE2で).めでたし!!!
ということで,近々android携帯を売りたい!!
フランスでの社会保険と滞在許可申請の記録2023.
フランスの事務手続きは...といろいろな人から聞いていたけれど,
コロナ禍でオンライン申請になって便利になり,かつパリよりもボルドーの事務が多分混んでないこともあり,すんなりと終わった.どこかに出向いたのは,近くの県庁で滞在許可証を受け取った時のみで,あとはオンラインで完了した.パスポートも一度も回収されなかった.以下記録.2023/9/11入国の場合.
-social security
9/21 大学のwelcome center of international researchersにメールで必要な書類送付
10/23 provisional number メールで来る
11月上旬 とりあえずの保険証として使える紙と,residence permitがきたらそのコピーと合わせて送り返してと書いてあった.
11/22 滞在許可のコピーを郵送で送った.(ネットで送る方法もあるが,なんか番号が必要で余計に時間がかかりそうだったので)
11/27 Social security 番号がメールで知らされた.
12/22 Carte vitale 保険証が郵便でアパートに届いた.
-residence permit (titre de séjour). passport talent; recherchers の場合.
9/21 ウェブサイトÉtrangers en Franceで申請(その前に,街の写真機でtitre de séjourを選択して写真をとるとその写真の番号がでるのでそれも入力).
10/25 アカウントができたとのメールがくる.進行状況確認できるだけ.
10/27 アクセプトとのメール
11/14 SMSで県庁での予約をとってとの連絡.電子印紙を買って番号を印刷してもっていく(225€).あとはパスポート,県庁での予約書,(ある場合,前の滞在許可書).
11/22 県庁(ジロンド県庁)でカードをすんなり受け取って終了.->任期+2ヶ月半くらいの十分な有効期限で更新の必要なし!すばらしい.
中国での感覚からすればだいぶ簡単でびっくりした.あと聞いたことのあるレセピセとはなんだったのか?だいぶ制度が変わってきたのかもしれない.
めでたしめでたし.
フランスでのポスドク開始
渡航直前の日本での研究室締めくくり・温州の人たちを含めたWorkshop@千葉大,国際会議ISMCを経てヘトヘトの中,なんとか9/11の0時台の便で渡航した.パリでトランジットし,9/11昼過ぎにボルドー着,なんと初日からラボに顔を出した(少し).
今日でボルドーに降り立って5日たったので,今の目線で書き留めておきたい.
この間にsim契約からの変更,雇用契約,スマホ購入,アパート入居,ラボはじめ(事務,研究の議論),銀行口座開設なども終え,信じられないほど順調に生活が落ち着いた.
研究環境
- LOMA - Laboratoire onde et matière d'Aquitaine (UMR 5798 - UBx, CNRS)
LOMA(物性分野の一部に関するリサーチユニット)の建物単位で動いている,その中に3つの大きいチームがあり,「凝縮系理論」と「フォトニクス&マテリアル」と「ソフトマター&生物物理」(ÉQUIPE MATIÈRE MOLLE & BIOPHYSIQUE)で,凝縮系理論のみはグループに分かれてないがあとの2つのチームの中にまた,それぞれ5グループ所属している.(グループが一応研究室と思って良い)
LOMAは3階建ての建物で,ほぼ研究所のように感じる.ネットワーク・実験安全の管理,テクニシャン,事務,普段の交流(@素敵な共用スペース)とかもLOMA内で完結しそう.グループの垣根はない.なので,ここの人は大体知り合いか知り合いになる予定と思った方が良さそう.
綺麗な建物にΦマークがあるが,近くに廃墟のようなΦマークの建物があるので,移転したのかも?.
「グループは小さいが効率的」という意見を前のポスドクから聞いていた意味が少しわかってきた.また,生活のカルチャーショックだけでなく,実験作業面でのカルチャーショックもあった.中国の研究所の時と同じく,共用設備やテクニシャン・エンジニアがいて,各ラボの設備は特徴的な実験系に絞られているかもしれない.まだ所属グループの実験室しか見てないので,他はどんな感じだろうか.実験はエンジニアリングの人員に支えられている.化学作業ルームは2,3グループ共用であった.
ところで,近い分野,共同研究もよくあるボルドー大学内の別のリサーチユニットは,
- CRPP - Centre de recherche Paul Pascal (UMR 5031 - UBx, CNRS)
- IECB - Institut européen de chimie et biologie (UAR 3033 - UBx, CNRS & US 001 UBx, Inserm)
どちらもソフトマターの人が存在する.一人は日本で会うことができた.私も多分関わることがあるだろう.

お昼ご飯は大学の食堂に行くのかと思っていたが,普通そうでもないようだ.まずCNRSの食堂と大学の食堂があるらしい.CNRS雇用の場合,CNRSの食堂で安く食べられるらしいが,キャンパスの遠いところなのでトラムで行く必要があるらしい.今度行ってみたい.
ということもあるせいかどうなのか,LOMAのキッチンとテーブル・テラス席付きのあるところでその辺で買ってきたものか持ってきたものを食べるかしているようだ.
レンジもあるし,無料で飲めるコーヒーマシンもあるし,お湯もある.
人によっては,スーパーにいってサンドイッチとフルーツを買ったり,近くのテイクアウトできるところで買ったり,家からソーセージと白インゲンのメインディッシュ+りんごを食べている人とか,レンジでチンするだけのパスタをたべてる人とか,(乾燥)クスクスとトマトソース瓶(かラタトゥーユ缶)を買ってきてその場でお湯でふやかして混ぜて食べるとか,いろんなバラエティがあって興味深い.外食は高いから,テイクアウトも含めた上の手段で節約しているのかもしれない.

サイン社会でなんでも書面化するとか,大学の事務手続きははやいとか(行政は...噂では...),色々文化を感じる.安全に関する講習とか,セキュリティはかなりしっかりしている.
あと,生でOh la laとかピュタン(ダーティーワード)とか,息をぷっと音を鳴らしてふくとかフランス人の生態を少しずつ垣間見ている.
街の様子
今まで行った都市の中ではバルセロナに似ていると感じる.理由は,風景,鳩が多い(困った),車椅子や松葉杖の人が一人でよく出歩いているという点である.インクルーシブで良いと思う.観光地感はそこまでないので,治安はバルセロナよりはよさそう.
路上喫煙が多い.喫煙者が多い.電子タバコも葉巻も,老若男女.受動喫煙注意.
あらゆる国のレストランがある国際都市と感じる.
フランス,イタリア,レバノンやケバブなど中東,タイ,ベトナム,中国,日本,韓国,オランダのコロッケ,...学生の街なので,いろんな国の学生がいることも関係あるかも.日本人も結構いるのだろう.中国語は街で聞くことがある.中国人学生にトラムで話しかけられた.知らない日本人の声はまだ聞けていない.
街はコンパクトで,よく歩く人なら歩いて全て回れそう.コンパクトながら,必要なお店は揃っており,効率的だと感じる.普通のヨーロッパあるあるを少しずつ体感していているが,意外だったのは,犬のフンは落ちてないこと.あと,ボルドーの店員は優しい.特に女性がフレンドリー.(シャルルドゴール空港内の店員は少し怖かった).環境意識は高いのだろうとは思う.リサイクルボックス,中古ショップ,簡易包装にプラスチック製品の少なさ,紙や袋がお高め,など色々見る.基本日中仏で色々生活を比べてしまうので,決定的にどちらが近いということはなく,ここは中仏で似てるな〜とか楽しんでいる.
住宅
本当にアパートを見つけるのが大変と聞く.私は日本人が現地で仲介業をしているところでうまく見つけ,スムーズに予約,そして電気ガス水道の契約までやってもらった.家具やカトラリーとかまでついているので,便利この上ないし,おしゃれ.中国で仮住まいから家具なしのアパートに移り住環境を落ち着かせるまで渡航から1.5ヶ月かかったのを考えると,2日でそこまで辿り着いてしまったことに驚き.住居が固定になり生活がいち早く安定すると,いち早く研究が開始できる.これは,とても良い選択をしたなと思った.
フランス人からも,「フランス人よりうまくアパート見つけてる!普通もっと待たなきゃいけなくて大変」との褒め言葉をいただいた.
大学の海外研究者のadminサポートする組織
銀行口座開設,滞在許可,社会保険,フランス語学習,などをサポートしてくれる.これは,周りの院生や同僚を付き合わせなくて済む.(ここは中国では同僚にお世話になりっぱなしで,研究時間を圧搾して申し訳なかった)
まず,英語の通じる銀行口座開設のアポをとってくれて,一人で行ったら,窓口の並んだあの感じではなく,オフィスだった.ソファーで出されたコーヒー飲んでたら担当者が個室に案内してくれて,丁寧に説明しつつ世間話をしつつで30分以内に完了した.優しい女性だった.一週間ほどでカードが郵送されて完了らしい.給与が払われる口座だからか,どういうわけかはわからないが,開設も維持も無料だった(BNPパリバというメガバンク).雇用条件にもよるのだろうが.
語学学習コースは10月からあるらしいので,申し込んだ.ちなみに,前ラボにいた中国人ポスドクは来た当初はほとんどフランス語ができなかったようだが,2,3年いてかなり喋れてたのこと.
おわりに
というわけで,まだ5日なのにかなり生活に慣れてきた気がする.最初の2日だけがおっかなびっくり生きていた.ただ,気持ち的に土地に慣れたなと思うまでの期間が短い私なので(中国でも二週間で気持ちは一旦落ち着いた),適応能力は高いのかもしれない.
慣れてないことのうち,いちばんハードルが高いが乗り越える必要があることは,フランス人同僚のフランス語会話に入っていくことである.さんざん中国で悩んできたこととほぼ同じである.そして,この問題が非フランス語話者にメジャーな問題であることは,フランスでポスドクや滞在をした方々,日本に長くいたフランス人研究者などいろんな人からアドバイスをいただいていた.具体的には,
日本に長くいたフランス人研究者「個人的に取るな,あなたを閉め出すためにフランス語で喋っているわけではない.快適だからすぐそうなっちゃうだけ.定期的に英語で刺激しないとすぐフランス語に緩和してしまう.」
フランスポスドクをした女性研究者「みんな話しかけてくれないと最初はしょげていたけど,フランス語を頑張ってフランス語で話しかけ始めたらめっちゃ話しかけてくれるようになった.」
このことは頭では理解しているし,フランス語も頑張るけど,まだ勇気がそこまで出ていない.語学よりも図太く,"What are you talking about?" "Are you talking about...?"とかとにかく突っ込んでいかなくては.内容はまずどうでもいい.こういうことを考えるのも,生活が即安定したがため.初めは何のコミュニティでもいいので,色々知り合いを作っていこう.今日はなんとか会話をinterruptする大義名分の日本のチョコレート配りで頑張った.チョコレート外交でもそれで話す勇気が出るなら安いもんじゃないと思う.まだ覚えたフランス語も挨拶くらいしか使えていない.まぁ気楽に行こう...
これからいろいろあるだろうけど,実験,いろんな人との共同研究,出会い,食べ物,言語・文化習得,楽しみがいっぱいだ!来る前は忙しすぎて不安があったけど,まぁやっていけそうだ.
がんばろう!
フランス研究者ビザ申請2023
2023年夏のケースです.大使館の早い予約が一番大事です.
受け入れ協定書Convention d’accueilを得るまで.
必要書類(CNRS雇用なのでその事務に提出)
- 送られてくるフォームを埋める.
- パスポートのコピー
- birth certificate(両親まで含む). → 戸籍謄本をフランス語法定翻訳へ.エスカパードフランセーズという会社を利用
- 前の雇用契約書
- フランスの銀行口座情報(なければない旨伝える)
- curriculum vitae
- 学位証明書(英語)
多分それだけだったはず.
5/15に全部必要書類送れた.6/23 Convention d’accueil電子版きた.6/28原本DHLで到着(再配達のため,7/1受け取りだが)
Passeport Talent Chercheur (才能ビザ – 研究者) の申し込み記録.2023年7月.
重要:渡航することが決まったら,書類が揃っていなくても一刻も早く空きを確認.予約を取る(メールアドレスと名前のみ必要)
https://consulat.gouv.fr/en/ambassade-de-france-a-tokyo/appointment?name=Visa
予約を変更する:キャンセルはメールのリンクからできる.キャンセルしないと予約できない仕組み.
6月下旬に見たら,最速が8/31だった(これでは渡航に間に合わない).その後何日も1日数回キャンセルによる空きが出ないか不安になりつつ見続け,6月末に7月上旬の予約をゲットした.その間注意深く書いたフランス人の添削済みメールを大使館に送って交渉したつもりだったが,噂通り返信は来なかった.電話はそもそもない.
convention d’accueilの電子版すら待たずに,まず渡航の1ヶ月以上前の予約がとれていることがとても大事だと思った.
申請当日の持ち物
- 申請書(アカウントを作って入力したもの):回収された(チェックリストは返却)
- パスポート
- パスポートのコピー:回収された
- 証明写真45×35 mm 申請用紙に貼って提出(一枚のみ).背景灰色ので(白がベスト),片耳見えてなかったが,大丈夫だった.
- convention d’accueilコピー:返却された
- convention d’accueil原本:回収された
- 予約票:返却された
- 学位証明英語原本:返却された
- 学位証明のコピー:回収された
- 99ユーロ相当をその時のレートの日本円で現金支払い.お釣りがないほうが好ましいが細かいのがなくてもなんとかしてくれる 15000円くらい 私の時は15610円…
- 赤のレターパック(宛名を記入済みのもの):ビザを貼って家に返送されるはず
一応持参したもの
- 一応雇用証明書コピー:出してない
- 前パスポートも一応:出してない
- 一応戸籍謄本とその翻訳:出してない
- 黒ボールペン:使ってない
- 一応滞在予定場所の証明:出してない
申請当日
予約時間に荷物チェックして入る.
入館が早くても呼ばれる順番は予約した順っぽい.30分以上待った.証明写真機が中にあった.
ブース(3つある)に呼ばれたら,書類を全て出し,研究者ビザであることと渡航日のみ口頭確認.その後支払い,指紋採取,写真撮影.ブースに入ってから3分も立たずに終了.
他の人よりだいぶ早かったので研究者ビザは強いのかもしれない.
24日後,レターパックでビザを貼ったパスポートが送られてきた.この時にConvention d’accueilの原本も返ってきた.
ーーー
ちょうどこの頃大使館ビザセクションの悪評で色々荒れていた.googleでの口コミ評価は2.6とかだったはずだが,その後(どういうわけか)削除されて4くらいになったはず...
中国のポスドク制度(完結版)
中国のポスドクは皆,博士后科研流动站(ポスドクステーション, boshihou keyan liudongzhan)に入る必要がある.
ポスドクステーションは大学や研究所に設置されているが,すべての大学研究所に設置されているわけではない.(バイドゥによると2021年時3357個あるらしい)
実際私は中国科学院大学のポスドクステーションにいながら(給料の大部分を北京からもらいながら),温州研究院で研究している.温州研究院にはポスドクステーションはない.
この場合,流动站(=流動駅,liudongzhan)は中国科学院大学で工作站(=仕事駅, gongzuozhan)は温州研究院ということになる.それぞれに导师(アドバイザー, daoshi)がいるが,私の場合は流动站のボスは名前しか知らず,会うことも連絡を取る機会もずっとなかった(最後にはサインが必要だが).
ポスドクステーションに入ることを进站(=駅に入る, jinzhan)という.进站手続きは事務の人がやってくれたが,結構時間がかかった.おそらく,中国博士后网(=中国ポスドクネット,https://www.chinapostdoctor.org.cn/auth/login.html)というウェブサイトに登録し,必要な書類を入れつつ申請したものと思われる.通しのポスドク番号を持つことになる.共通の要件としては,35歳以下,基本は学位を取ってから三年以内,健康,学位を取った場所と同じ場所でのポスドクでないこととされている.
また,中国博士后网を使う他の機会としては,中国博士后基金(ポスドク専用グラント)に応募する時である.一番有名な国のグラント(NSFC)と同じ時期,3月あたりに応募できる(年が明けると一気にみんなグラント書きモード).ただし,进站からnヶ月以内の人しか応募できない(要確認; n=16くらいだった気がする).ここで注意なのが进站と労働契約(劳动合同, laodong hetong)は違うことである.私の場合,进站は2021/1であったが,それからビザをとるのに必要な書類を準備できるようになり,申請して2021/4からの契約だった.(契約書が作られたのはもっと後...7月とか.給与の振込の方が先だった.)契約書は中国科学院大学,温州研究院,私の三方(甲乙丙)のものである.
中国のポスドクの主な義務イベントは三つ.
- 开题 kaiti
- 中期考核 zhongqi kaohe
- 出站报告 chuzhan baogao
1.については,下の記事に書いた.2.は結局報告書提出のみであった.
中国のポスドク制度 - airiphys’s memorandum
出站の時,さまざまな書類を用意する必要がある.中国博士后网にログインして出站申請の項目を作って,色々事務的なことを入力する.中国語で書かなければならないところは,自動翻訳と同僚を頼るしかない.一番時間がかかるのは,出站报告(駅をでる報告書~postdoc thesis)である.Wordのフォーマットがあって,論文からうつしていくなどして書いていく.言われてから二週間で仕上げるものなので,一から全部書くのは無理だと思われる.これは当然堂々と英語で書けばいい(中国人は中国語で書いていた).電子版を提出して,チェックしてokなら自分で製本しにいく必要がある.その後しばらくして(私の場合はn週間),出站のプレゼンがある.英語で書いて出站した友達によると,「英語だと特に中身はほとんど誰にも見られない.ただプレゼンで聞かれたのはこの成果は論文になっているか,それだけだった.」.ただし,私の時は皆違った(後述).
その後,結局事務の人が忙しいとのことで二週間くらいpostdoc thesisを直せる時間があった.急に明日までに製本してと言われた.私はその前から製本は自分で言って条件を説明するのは大変だから,一緒のタイミングの友達に頼んであった.pdfを送ったら一緒に作ってきてくれた.ありがたすぎる.
出站答辩(defense, chuzhan dabian)は8分間のプレゼン.その中に論文とかグラントなどのまとめスライドも入れる.
その後実施3~4日前にdefenseのスケジュールがきて,defenseの実施.PIが4,5人とHRが2人いた.私の時は4人同じタイミングで出る人がいて,それぞれ内容に関する質問がきていた.(他の人は中国語だからわからないけど,多分).出站後どうするのかも聞かれる.オフィスに帰ってその日のうちに合格の連絡が来る.
その後,二週間くらい経って,全ての確認ができたから「中国博士后网(=中国ポスドクネット,https://www.chinapostdoctor.org.cn/auth/login.html)」で提出を押して,とHRに言われる.postdoc thesisのpdfはまだアップしてなかったのでそれをアップして,提出(提交, tijiao)ボタンを押して完了.
その後のカードキー返却とか諸々はローカルな期間によるものだろう.私は色々事情があってまだだ.
——————
ちなみに他の研究所独自の義務としては以下の通り.
研究所独自の義務:
年度考核(12月): 研究所で働くすべての人がだす報告書.
个人总结:個人のまとめ
平日の打刻:dingdingという中国の汎用アプリで自分のアカウントと研究所を紐づける.GPSで数百m範囲くらいでチェックインアウトできた.一応研究所全体の決まりでは8:30-17:30. PIは義務がないと思われるが,多くの職で必要.このアプリは事務プロセス承認(有給とか,出張,予算を使うなど)もできる.たとえば直属のボスにまず送られ,その後副院長とHRに送られるとかが自動でおこなわれる.
グループ独自の義務(途中から開始した):
双周总结=biweekly report. pptを提出するのみ.group MTGも少しやってた時期もあったが.
ただしこれはかなりグループによる.一般的には日本と比べると中国人ボスはメンバーをコントロールしたい人の方が多いと思われ,実験室打刻しかも9じから21までなんて噂も聞いたことがある...私はそうでなくてよかった.体がもたない.緊迫感を持って毎週面談しているグループもある.私は特にスケジュールせず随時ふらっと行くという感じだった.
私の個人的な2022年中国生活まとめ(+2021年4月~中国渡航後のもざっくりと)
日記というよりは月記(?)として,2022年末のこの機会に2021年4月中国渡航時から振り返ってメモっておく.
2021
4月 渡航,隔離開始.隔離はいろいろ大変だった.最後の一週間は過酷な環境で辛かったが,その前に移動中の駅で何人も出迎えに来てくれて嬉しかった.
5月 勤務開始.ワクチン一回目.労働組合のイベント(@海辺)に参加.温州日本人(研究所内外含んで8人くらい)でごはん.
6月 マンションに引越し(家具家電購入など生活立ち上げ).グラントみたいなのに申し込み.
7月 佐野さんがセミナーをしに温州に来られた.急に一泊温州の北の山に旅行に.良い自家焙煎珈琲豆屋を見つけた.
8月 「开题」というポスドクのこれからやることの発表があった.温州の田舎出身のラボメンバーの実家にみんなで行き子の誕生を祝った.夜通しその人の奥さんの実家の食堂の個室でカラオケ.「未来へ」の中国語版が役に立った.研究所の子供達向けサイエンスショー企画にポスドクの会の人たちで参加.自分は石鹸膜の実験を準備して,一応子供達に面積最小を伝えようと中国語を準備したが,幼すぎて面積がわかる子がほとんどいなくて挫折.
9月 JPS onlineを見るだけ見た.隣の高校の日本語授業を見に行った.笛を買った.区の中秋節の夜の野外イベント(“人才”向け)に参加.
10月 好村さんが着任された.温州外国人無料イベントで一泊旅行で滝に行った.研究所ヨガ始めた(?)
11月 レオメータにはじめてふれた.温州大学でHSK3級受験.
12月 友達と温州の温泉に一泊旅行した.HSK3級合格.
2022
1月 JCでマランゴニ液滴の集団運動の話を紹介.土井先生が着任された.三回目のワクチン接種.日本人PI3人の前で研究紹介した.春節前のイベントで楽器を演奏したり中国語で歌ったりした.
2月 春節で初めて省外に出た.重慶へ友達と旅行.ラボメンバーの村での結婚式に参加(「長い間」をリハなしで200人ぐらい知らない人がいた前で歌った)
3月 クインケのプレプリントを公開.グラントなどの申し込みが大変だった.ウクレレを継続して借りはじめてはまる.(以後6月譲り受ける)
4月 JCでクインケのプレプリントを紹介.オーストラリア人のお家に行った時チェロを初めて触らせてもらう.ボーリングに行った.
5月 友達を送り出す前に頻繁にご飯に行く.Oujiang laboratoryの新しい建物の見学.高校にご飯食べに行く.健康診断.端午節の朝アパートの敷地で無料の食事屋台があった.掃除ロボットを中古で購入.研究所の端午節のイベントでカヌーに乗ったあとレガッタに乗れた.
6月 温州でできた一番仲の良かったお友達が去った.PDAのオンラインセミナーにLamaさんを招いた.端午節で温州外国人無料イベント.
7月 クインケ論文がアクセプト.温州で初めて関係分野の研究会(北京のITPとの)が開催されてゲストが来た.ラボの人の研究のお手伝いの関係で北京大学の人とコンタクト.初めての杭州週末旅,日本食食べまくる.
8月 夏休みが急にでき,雲南へ一人旅行した(昆明、麗江とその雪山).雪山ツアーの食事で胃腸炎になった.ゲストが北京からいっぱい来て議論の機会があった.
9月 rough論文をsubmit・プレプリント公開.HSK4級受験予定だったが延期.長春での研究会参加(発表あり)予定だったが延期.月の終わり,夫が遊びに来る!!
10月 夫と温州と杭州を楽しむ:夢のような日々.オンラインESPReSsoスクールに参加. 寧波でHSK4受験.温州で中国物理学会のソフトマターの学会がついに開催され,クインケの話を発表した.
11月 Young Soft Webinarでrough particlesの話をした.温州市の外国人一泊ツアーに参加した.HSK4級合格.投稿論文はまだレビュー中.次のポストについて真面目に考え始めた.
12月 第8回北京ソフトマターワークショップで5分のトークをした(オンライン).帰国前にと思い実験データをためる.リビジョン開始.突然のゼロコロナ終了の混乱と在宅勤務・一時帰国日変更.
なんかぼんやりと去年に比べて一瞬すぎて何も覚えてないと思ったけど,意外といろいろ楽しんでいた.無事一時帰国してリフレッシュなどして,一つ一つできないことをできるようにがんばりたい.
国科温州研究院を勧めるか?2.研究所での生活面
今回は,研究所特有の生活の特徴を雑多に羅列してみたいと思います.

- 掃除のおばさまがたくさんいて隅々まで掃除してくれる.居室も週に二、三度掃除が来てくれる.(参観時は異常に綺麗にする)
- 食堂で朝昼晩3食安価で提供している.朝6元,昼14元or20元,夜8元or12元

ある日の昼食(ビュッフェ形式,20元) - 子供を堂々と研究所に連れてこられる.食堂も子供連れ家族連れ自由
- 研究所だけではないだろうが,工会(gonghui)という労働組合(任意加入だが大体の人が加入)がある.お金を少し支払い,季節ごとにギフトをもらったり,時々イベントがあったりする.
- ポスドクでも英語が喋れない(喋ることに抵抗があるを含む)人が過半数.(読み書きはOK)
- 事務の人の英語力はさまざま.ほとんど喋れない人も多い.結構しゃべれる人が限られている.
- 研究所に頻繁に偉い人が参観に来る.
- その際には実験室では白衣を着ること・オフィスを綺麗に保つことを要求される
- (たぶん参観のおかげで人件費含む研究費があるのだから...)
- 重要な連絡なのに全体連絡は中国語.特別個人に用がなければ英語でリマインドされることもない.個人に対しても中国語で来る時も結構ある(私だけ?)
- バトミントンとバスケのクラブがある模様.最近サッカーもできたらしい.以外にも卓球はそこまで盛んでない(?)卓球台は3台位ある.
- 研究所ヨガを今はやっている(外部講師を呼んで割り勘)
- 小さいがジムがある.ローイングマシンが一台あるのがよい.

ジム - 一般図書スペースもできた.(子供向けの本もある)
3号館一階人才咖啡というカフェが入っている.一杯6元.

※外の一般的なカフェなどでは25~40元くらいのコーヒーが多い
- 人は立場によらず仲良くしていると思う.グループの垣根はあまりない.
- 学生はそのラボの学生で固まっていることが多いけれど,事務の人をふくめたそれ以外の人は垣根なく交流しているように見える.
- ポスドク,助理研究員,インターン研究員(修士卒の職),ラボ付の事務の人,副研究員あたりは2人部屋か6人部屋がほとんどのはず.部屋の空きが最近少ない.同じラボの人が同じ部屋というわけでもなく,その時の空きなどに応じて埋まっていく.PIは一人部屋.
- (私はありがたいことに2人部屋で快適.実験室にも近い.違うグループの人と一緒)
- 他の所属の兼任PIも多くいる(HPにないから覚えずらい.)
- 現在は修士博士などの学生は中国科学院大学からは多分きていないはず.温州医科大学,温州大学からが多い.温州キーン大学という英語で教育している大学からも人が来ることがある.
- 個人情報の取り扱いが雑.(中国全般?)
- 地下駐車場あり.自分の住んでいる社宅状態のアパートからは車,電動バイク,自転車,シェア自転車,徒歩などの通勤方法がある.
- 意外と紙の書類も機関の捺印もいることもある.
- 前日とか直前に連絡が来て物事が突然決まる.
- 建築工事でもなんでも完璧に作らないのでトラブル報告が大事.報告すればすぐ直される.
- 昼食後昼寝は一般的.結構ガチ寝.散歩派やその両方の人もいる.
- 中国では~グループは~課題組で,ラボのボスは組長,グループミーティングは組会.(呼び方のはなし)
- 隣の全寮制高校の食堂にいける権利がある.(研究所よりおいしい)
- いろんなコミュニティ(人の組み合わせ)で円卓をかこんだ会食が多い.
- 最近の事情:定期的なPCR検査(プール式)がある.
- 私が勝手にポスドクの会と読んでいる自発的なポスドクの組織がある.(これについてはまた別に書く予定)
あとは,以前に自分が温州にいる外国人として動画を撮影されたものも研究所の雰囲気がわかると思うので,興味があれば見てください:(注:言語は滑舌の悪い日本語訛り英語)

国科温州研究院を勧めるか?1.研究所のポスドクの一般的な情報
国科温州研究院(Wenzhou Institute, University of Chinese Academy of Sciences. 略称WIUCAS. 国科=中国科学院大学)という新しい研究所でポスドクをして1年たった.当研究所のポスドクとしての狭い体験だが,今後検討する人のために書き記す.中国のポスドクに共通する部分も多いと思うが,全体を語るほどは知らないので個人の感想.良いところも悪いところもあると思うが,判断は任せてただ箇条書きしていく.第一弾として,研究所としてのポスドクとしての一般的な情報から.
- ポスドクは皆,ポスドクステーションというのに入る.(多分中国のポスドク共通)
- ポスドクステーションで,ボスの裁量ではなく制度としてある義務(形式的):
- 入って1,2ヶ月でのこれからやることの報告(开题)簡単な提出物と4分くらいの発表.
- 中間報告(資料提出のみ,大学RA程度の報告書)
- ポスドクを終えるときの報告(出站)博士論文みたいに書いて製本するらしい.だが英語で書いたら誰も読まない,と友人は言われたらしい.(形式的なもの)発表も短い時間ある.
- 北京の中国科学院大学から給料の大部分(=ベース給与,と呼ぶことにする)をもらう,当研究所からは少しもらう(ボスの裁量で変えられる部分,グループによってかなり違うとの噂)
- このせいで,温州市に納税していないせいで通常の人材認定制度が使えない.(現実的には無料のコーヒーがもらえる権利がなくなるなど)
- 共同実験設備にテクニシャンがそれなりにいる(マスターもドクターも両方いる)
- ただし英語が堪能な人は少なく,中国語で講習をやる.自分は一回それで無駄な時間を過ごしたので,以後ボスに言って自分のグループだけの訳してくれるメンバーと一緒に行ってプライベートレッスンにしてもらっている.
- ポスドクはスタッフではないが,ポスドク相当でなれるスタッフの「助理研究員」という立場がある.それは基本三年更新のほぼテニュア.ただし,ポスドクより給料は低い.(その上の副研究員も,当研究所ではポスドクより給与のベースが低いが,上乗せはボス次第なので人によりけり)共用設備のテクニシャンも助理研究員の場合が多い?
- 温州のポスドクの給料は良いと聞く.とくに,talent apartmentに住むことで家賃が激安になるので,使えるお金が多くなる.
- 研究所の実験廃液,実験ゴミの分類は初めはされていなかった.今も廃液は分別されていない.徐々に変わってきている.
- ボスの力が強い.グループによってかなり違うが.独自で実験室に打刻システムをつけたり,土曜日にMTGをしたり,"996"(9時から21時まで週6日)を課したり,監視カメラをつけるようなグループもあるらしい.自由にやれるところもある(私はそう).かなりボスによりけりだが,長く実験室にいることが全て,みたいな思想のボスだとつらいかもしれない(中国にはそれなりにいるらしい).要確認.
- どこでもそうだが,どれぐらい忙しい人かも要確認.マネジメントに徹していて研究のディスカッションをする時間がほとんど持てない(持たない?)PIもいる.
- グループを超えた交流が多いし,ポスドクや他の研究員,学生,PI同士も普段から非常に良くコミュニケーションをとっている.
- 自分の所属している自発的な組織ポスドクの会についてはまた今度書く.
- PI同士も昼ごはんを一緒に食べたり,昼食後散歩をしたりコーヒーのんだり,仲がいい.
- 研究所全体のグループチャットがあり,気軽に「ある実験物品・化学物質が足りないので貸してください」とか「誰か〜のやり方について詳しい人いないか?」なども聞ける.
- IFなどに応じた論文報奨金有り.(グループごとに額が違うはず,中国ではあるあるらしい)
- ポスドクもA級に昇級する試験を申請することができる.IFが10以上(or 分野最高の雑誌 PRLはok)の筆頭著者論文が二つ以上,または国とか省の良いグラントをもってるとかだったはず.ベース給与が上がるらしい.
- 一年たつと給与が上がる(ボスからの部分).または,上がるように交渉できる.(中国では普通らしい.)自分も月6万くらいも上げていただいた.助かる.
- 外国人ポスドク,社会保険に入れず病院は実費で.(ただし,日本と同じくらいの出費かも?)
- 研究所としては打刻システム(一般的なアプリであるDing Talkを使用)があり,厳密ではないが,一応checkin: 8:30, check out: 17:30となっている.(GPSで打刻可能).打刻しないと怒られる人も怒られない人もいると思うが,一応しておくことは自分の身を守ること.
- 実験の物の購入や業者とのやり取りは中国語なので無理.それをやってくれる人がラボにいるかは大事.自分のラボはマスター卒の優秀なメンバーがおり,いつもその人に言って買ってもらっている.
- talent apartmentというところに格安で住めるが,ほぼ社宅状態.研究所の人がいっぱい住んでいる.
- また今度詳細は書く予定.
- 多くの面で英語化されていないという言語問題は大きい(また今度詳細を書く).外国人が少ない.ただ,日本人にとっては日本人PIが複数いるのが圧倒的に安心感はあるはず.
- 中国全体の決まりとして,国内で一年働かないと有給休暇がない.しかも十年まではたった5日.(国の祝日も日本よりは少ないかも)
- ポスドクの任期は二年.制度的には延長max1年らしい.ボスとの相談による.
- ゼロコロナの状況によって,圧倒的に一時帰国がしにくい.オンサイト国際会議にいけない.国内会議もかなりの数延期や中止に追い込まれている.
中国アカデミア全体のことかもしれないこと:
- グラントを取ることはめっちゃ大事(ポスドクでも)
- 国省市などのレベルがあり,国レベルのグラントはIFの高い論文1つ換算程度
- ただし,多くが中国語で書かれていて外国人にはハードルが高い
- 外国人用のグラントもある.
- インパクトファクター至上主義.とりあえずIF高いジャーナルに.
- 論文出版主義.出版が全て.
- 論文も,人も,研究所自体も,独自のランク付けシステムがある
- 「SCI論文」という論文の括りがあり,分野ごとに1区,2区,3区,4区などとランク付けされている
次回は研究所での生活編の予定!
中国のポスドク制度
中国のポスドクの制度,自分もよく理解していないがメモ.
- 流动站,工作站
流动站はポスドクをまとめる組織?,工作站は仕事をする場所,と理解している.
自分は中国科学院傘下の研究所なので,北京の中国科学院にいる研究者が流动站のボスで,温州にいるボスが工作站のボス.しかし,私の場合流动站のボスは勝手に決められていて実は名前しか知らないし,会ったこともメッセージのやりとりさえしたこともない.
実質関係ないのだが,ポスドクとしての報告書やグラントなどを書くときには両方のボスの名前を書く.今後会える機会があるだろうか?
(ちなみに,ほとんどの給与は中国科学院(北京)からでていて,少しだけ温州からも給与をもらっている)
- 开题(カイティー)=これからやる研究テーマを話す
2021年5月初めに隔離からあけてポスドクを初めて,7月末にあった義務.
中国でのポスドクの共通のプロセスかどうかはわからないが,
— airi_phys (@airi_physics) 2021年7月29日
ポスドクになって早いうちに「开题」(問題を開く)というのがあり,計画・意義などを5分プレゼンする.ということで今日は开题.そこから中間審査(多分報告資料),終える時の「出站」の発表(10分)があるらしい.発表時間短い...
开题は厳かな雰囲気で発表するポスドクとそのPI,HR,政府関係者(?)がいる感じでした.自分以外は全部中国語の発表.今日も今日とて中国語での専門用語の語彙が増えていきます.碳纳米管=カーボンナノチューブとか!
— airi_phys (@airi_physics) 2021年7月30日
- 中間審査
2022年3月末までに提出予定.2月中旬に提出のお知らせが来た.短い報告書だけだと思われる.また書く予定.
- 最後の審査?
終えた時に書く予定.
温州の料理
温州料理(中国浙江省温州市の料理;温州菜)を少し紹介.
- 糯米饭(nuo4mi3fan4)
餅もち米を炊いた後に,特製のタレ(ひき肉,椎茸を含む醤油系)をかけ,白小エビとネギ,揚げパン粉(ただしくは油条だと思う)をかけて食べる料理.朝ごはんに食べられる.
これはしょっぱい系だけども,もち米に砂糖とかかける系の糯米饭もあるが,それは試していない.多分おはぎのような感じ.

下のような食べ方をしても美味しい.朝に限らず定期的に食べている.
いろんなお店でも出しているし,研究所の食堂でも朝ならあると思う.
温州の伝統的な朝ごはんである「糯米饭」(もち米にひき肉と椎茸のソース、ネギ、小エビ、揚げパンがのったもの)で卵かけご飯をしてみた.おいしい.温州×日本.
— airi_phys (@airi_physics) 2021年9月19日
- 江蟹生
生のカニを醤油と酢と生姜と酒(?)が入った汁につけた料理.
日本酒に合いそうな味.(試したことはない)
いろんなお店で食べたがどこも大体同じようにおいしい.

グループといいつつ他の研究員3人も一緒に.満腹の向こう側.これで今年の締めくくり.自分の好きな温州料理の一つ,生の蟹の醤油漬け“江蟹生“が食べられて満足. pic.twitter.com/S8s804HAZp
— airi_phys (@airi_physics) 2022年1月28日
- 杏仁豆腐
日本ではポピュラーであるが,多分中国人の反応からして杏仁豆腐は中国どこにでもあるスイーツではないかもしれない.温州の杏仁豆腐は,日本でいうスーパーの安い杏仁豆腐で,ミントかハッカを使っているのか清涼感がある.フルーツは選べることもある.

久しぶりに五马街へ.やはりここは夜に食べ歩きに来るのが一番良い楽しみ方な気がする.最近ずっとレストランで食べて買い出ししてすぐ帰ってたので,ちゃんと都会を夜楽しむのも良い.温州の伝統スイーツ杏仁豆腐. pic.twitter.com/vL1qlt3ZaO
— airi_phys (@airi_physics) 2022年2月12日
にぎやか. pic.twitter.com/ny0Fi2TmXx
— airi_phys (@airi_physics) 2022年2月12日

- 伝統的なお菓子系
どんどん大量の食べ物の春節ギフトが貯まっていくが,(これは持ち帰るに至ってないほんの一部)食べ切れる気がしない.4人家族でも食べきれない.どんどん放出すべし. pic.twitter.com/Gk6XF4BXiM
— airi_phys (@airi_physics) 2022年1月28日
- 炒粉干~野菜や海鮮・肉などとビーフンの炒め物
- 虫ゼリー(正式な名前は不明)
虫といっても多分湿地や浜にいる虫かもしれないので,海鮮と言ってもいいかもしれない.美味しくはないがたべられる.

- 海鮮各種

海鮮に限らず肉料理や,鴨の舌,鶏の足などの伝統料理もある.
とはいえ,中国各地の料理や海外の料理(バリエーションは少ないが)食べられるので,別に温州料理で生きる必要はない.温州料理が好きではない同僚もいる.
とはいえ,日本人にとっては食べやすいと思う.海鮮にアレルギーがあると難しそうだが.辛いものや油っぽいものは少なく,味付けは優しい.
中国ポスドク渡航(航空券,出国,隔離)
コロナ禍のいま,航空券は高騰しているので,比較的安くて目的地に比較的近い上海行きの中国東方航空を選択.往復で買った.(復路は日付変更して一時帰国に使,手数料はかかるけど払い戻しするか)19万円くらいかかった...
渡航二日前以内のダブル陰性検査(指定機関のみ,随時変わるので注意)
一番やすそうでかつ当日発行の院を選択し,33000円.
11時に受けて15時に証明書がもらえた.
PCR検査は両方の鼻に綿棒だった.痛いが大したことはない.
抗体検査は採血.
証明書をもらったら中国の税関の健康申告ページを登録.
飛行機の席番号はNAとしておく.
成田空港はウイングの半分の長蛇の列(3時間半前くらいなのに.)
1,2時間待ってチェックイン.席が確定後健康申告を更新.(QRコードをゲット)
出国審査はプライオリティーレーンのみ(すんなり).
機内ではペットボトルの水と紙袋に入ったパン二つとバナナ,ドライフルーツのみ.
ボーイング777で3−4−3シートに満席.
着陸後シートベルトサインがきれてから,一時間半くらい機内からでれなかった.
少しずつ人を送ってるもよう.
PCR検査はブースで鼻と喉で行われた.鼻に綿棒をいれて奥まで差し込み喉まで到達したので,嘔吐反応がひどかった.喉ももちろん...
行き先別のブースに分けられ,浙江省ブースへ.
新しく浙江省行きの人の隔離のための情報を登録し,またQRコードに.
長いこと待たされ(4時間くらい??),バスに乗って上海を横断.
隔離ホテルの部屋に着いたのは23時半だった.(飛行機到着は16時半くらい)
中国ポスドク渡航に至るまで(Zビザ取得まで)
コロナ禍での特殊な状況ではあるが記録.
口約束でボスから内定をもらう
↓
何ヶ月も経ってから正式に行きたいとボスに伝える(コロナ禍がこんなに続くと思っていなくて,本当は一度訪問してから決めたかったこともあり,ずるずる先延ばししてしまった.)
↓
5分間のオンラインインタビュー.10数人くらいの教授(?)の前で.たった5分でこれまでの研究とこれからやることを話す.ボスからもこのインタビューはあまり心配しなくて良いと言われた.(もしかしたら,受け入れラボが良いと言えばよくて,あまり選考には関係ないのかも.)
開始予定時刻よりだいぶ遅くなった.前の人たちので押していたみたいだった.時間は厳守.
内容に関する質問はなかった...
↓
一週間くらいで結果をもらい,行くと伝える.
↓
研究所に入るための書類をやりとり.日本の履歴書みたいなのを書く.人種とかもあって,??となったが(アイヌや琉球民族ではないので),“Are you Yamato?"と聞かれて,一瞬大和ってだれだ?となりつつ自分が大和民族であることを知る.
2020/11末に書類提出.
↓
〜長い待ち時間〜 流動站に入る審査(@北京?)流動站ってなんなのさ?(翻訳しても流動ステーションって出ます)
・この辺で自分の判断でワクチンを受けに行く(全3回,A型肝炎,B型肝炎,日本脳炎,狂犬病)お高い.
・普通の人は外国人体位記録なる健康診断が必要といろんなところに載ってるのだが,研究所の人からは健康診断は着いてから現地で受けるとのこと.ネットの情報と結構違うので,先に同じ研究所にいる日本人教授の方に確認した.
・あまりに遅いので途中で「まだ?」とか聞いた.コロナのせいなのかはわからない.
↓
2021/01/13 やっと流動站に入る申請票がくるとすぐ,人事の方が申請するところ(?)にアップロード
2021/1/18 審査合格の知らせ.
↓
就労ビザをもらうための書類の準備
・コロナ禍での今は招聘状(PU)が追加で必要→HR(人材資源部)の人が取りに行き,数日程度で手に入れられた.
・外国人就業許可通知(一番大事なやつ)をもらうため:
-無犯罪証明(正しくは犯罪経歴証明書):スキャンして送れと言われたが,日本のは厳封で発行.普通は警視庁(警察省)で入手→外務省公印取得→中国大使館の認証@ビザセンターらしい.私は,警視庁で入手したら直接送っていいと言われた.東京都は霞ヶ関に申請に行き,二週間後くらいにまた直接取りに行く必要がある.(私は感染対策で公共交通機関が使えなかった時期なので,片道一時間半以上自転車に乗って2回も行ったさ...)))
ちなみに,就業許可以外の理由(採用にあたる身辺調査など)では警視庁はこれを発行しないらしい.開封無効.
渡航証明(犯罪経歴証明書)の申請について 警視庁
EMSで4日くらいで送れると言うことなので初EMSを送ってみたが,11日くらいかかった.日本郵便のトラッキングよりも中国EMSで中国語設定でのトラッキングが一番情報が多かった.
中国邮政速递物流
後日無犯罪証明が中国についたけど,HRの人に即刻封を切られてスキャンされました.なんどもなんども日本のは開封厳禁だと言ったのに.まぁ就業許可通知が得られたからよかったけれども.
-卒業証明書の中国語形式をと言われる.普通は,公証役場に行って・・・などなど.といろんな記事に書いてあるのでそう思われたが,研究所の方が中国で学位証明書が認証されるネットサービス(?)でやってくれた.博士の学位証明書の他に博士の成績証明書も要求された.それから追加で,博士課程在学中以降のパスポートの査証欄を全て写真を撮って送ったのと,博士の学位記の写真(まっすぐ影なしで撮れとのこと)も送った.支払いはアリペイかwechat payでと言われて,「中国の口座ないからできない〜どうしよう」って言ってたらボスが払ってくれたらしい. 360元.
-この間にビザのオンラインフォームをうめておいた.chromeでもsafariでも時々表示が変だがなんとか.30日保存できるらしい.
↓
就業許可申請表と許可通知を間違えて,ビザセンターに行ったのに出直し.(就業許可通知(バーコード付きのA4一枚)と許可証(現地でとるIDカード)を混同してとまどった.
結局最初に行ったときから一週間半くらいで再申請にいけて,4営業日後無事ビザをgetできた.3/30のこと.
Matplotlib自分用メモ
- 軸の文字などが切れるとき:
plt.savefig("sample.eps",bbox_inches="tight")
を入れる.
- プロットの色を透けさせたい時alpha=0.3などだが,epsで保存すると透明度がなくなる件:
簡単にはpdf保存すればいい.
- ヒストグラムがdensity=Trueやnormed=Trueでは規格化されない件:
(binの幅が1の場合にだけ正しく規格化される)
w=np.ones(x)/float(x)
hist(x,weights=w)
とすればいい.
5弁揃ったさくらをキャッチ!

さくらの季節になったもつかの間,風でひらひらと花びらが舞っています.
そんななか,5弁揃ったさくらを入手したので,水に浮かべてみました.
これを入手したのは,近所の大きなお寺でです.
決して私が摘み取ったわけではありません.
他と違って花びらでなく,5弁そろって額ごとどんどん落ちてくるさくらがあったので,それを空中キャッチして入手しました.
この時の落ち方が面白くて,雌しべを軸として回転しながら落ちてくるのです!
花びらみたいにはらはらと軌道を変えながらではなく,額を下にして直進してきます.
回転周期はみた感じ1/10~1秒くらいでした.
初めて見たので興奮して,花見している人のなかで真剣にキャッチしていました...
(でも,直進してくるので,花びらよりもずっとキャッチは楽です.)
どんな感じかは,残念ながらノロマの古いiPhone4で取ったので,明るさもシャッタースピードも制御できないしあまり参考にならないですがこんな感じ:

一枚は1/30です.一応1枚目の中心よりちょっと右上のところから始まって落ちてきます.(ちゃんとしたカメラ持ってればよかった...!)
ちなみに,なぜ,5弁そろったさくらが落ちてきたかというと,
こちらにのっているように,
https://www.1101.com/readers/2009-04-15.html
asahi.com(朝日新聞社):サクラ、花ごとボトボト 蜜を吸うスズメの仕業です - 環境
スズメが花の蜜を吸うのに額を切ってしまうからのようです.
(もしかしたら,このお寺ではさくらに似つかわしくないあいつ:
公益財団法人日本鳥類保護連盟もみるので,そのせいかも...?)
回転しながら落ちるのは半紙のキリのいいとこに挟まっているあの紙を半分に折って折り目から数センチよったやつみたいな感じでしょうか...
回転速度と花びらの枚数大きさとか,自由研究のテーマになりそう(or ありそう)です.
これをみられたのは面白かったし,さくら自体に悪影響があるかは不明ですが,
お花見期間が狭まるのはよくないな...
学位論文の書き方の参考1
東大の牧島先生が書いた修士論文の書き方の注意pdfを読んだ.
http://www-utheal.phys.s.u-tokyo.ac.jp/~maxima/NetEd/To_M2/To_M2.pdf
日本語の文章を書くのに特有のこと(漢語,和語のバランス)がとくに参考になった.
自分への注意として内容をメモしておく:
・一つの項の長さは0.3-2ページ
・n. m. k のk<=10くらい
・項の含む段落数<7
・5-15行/段落
・逆接は段落中に1回だけの切り札
・また,さらに/ しかし,これに対して,一方で などは段落の始めには使わない
・過去へのリンク:〜で述べたように,〜章の結果から推測して,
・略号を使う目安は5回とか
・箇条書きをやたらつかわないこと
・階層構造や順序が最適か,変えた時の思考実験で見極める
・冗長な表現を改める:一回読み直しで1割減
・漢語と和語のバランス
・和語では表現できない専門用語があるので,それを際立たせるために他を和語で書く
・「また,および,むろん,かつ/たいへん,ほとんど/もの,こと,かもしれない,できる,など」はひらがなで書く.場合によっては「たとえば,すなわち,したがって,いっぽう,ふつう,いっぱんに,とくに,ください」もカナで.
(#個人的には,「いっぽう」と「いっぱんに」を仮名書きするのはあまり見ない気が...)
・ひらがなばかりを続けない,漢字の単語をつなげない努力(入れる時は読点)
・一文の長さと読点の分布に気をつける
・「〜に関しては」「〜の件については」「〜の事態に際しては」とかはストレートに書くべき
ーーー
私は,一文が長かったり漢語が多かったりする癖があるので気をつけたい・・・.