私の好きなアニメの名探偵コナンで,こんなセリフ(※心の声)があります.
「(1mmに満たない・・・)(高速の飛沫血痕・・・)(拳銃か!!)」
これを見て,
「そっか,銃弾の速さによって受け止める液体の飛沫の大きさが変わるよな.それくらい速くないと飛沫が1mm未満にはならないのか..,詳しくはどうなんだろう.」と思いました.
というわけで,現実には物騒な話ですが,
「拳銃で撃たれたときの血液の飛沫の典型的な大きさは何で決まるか?」
が気になりました.が,見積もるのは結構難しそうな問題です.
似た問題のうち平和な問題は,
「大気中でくしゃみをしたときに飛沫する唾液の典型的サイズは?」
でしょうか笑
(常温での)血液の粘性,空気の粘性に依存するのはもちろん,うちこまれた銃弾の速度にも依存する.
仮定として,液体が底の深い容器に入れられており,ある速さで打ち込まれたとする.銃弾の形は,球か直方体とする.
ウィキペディアでは,動粘性率が
で弾の速さは速いもので1000m/s程度とのこと.
銃弾は1cm程度(9mmとか)が典型的とする.
レイノルズ数は10^7くらいで,乱流領域.
というかそれ以前に,血液のレオロジー(粘弾性)の学問「ヘモレオロジー」によると,流体というよりゾルと考えるべきとある.そこでよく使われる粘弾性のモデルはあるけど,結局それを考慮してシミュレーションしないとわからないのかな...
まあ,科学捜査とかでは実験するのがはやそうです笑
とりあえずフィッティングした曲線の式だけ知りたいです.
くしゃみの場合は...どうモデル化するのが良いのだろう...